2年半に渡る時短勤務でのマミートラック体験談。あなただけじゃないんだよ。

私は育休復帰後、マミートラックに乗り続けています。

きっと子育てと仕事の間で、身動きが取れずに苦しんでいるワーママも多いのではないでしょうか?

そんなあなたに私のマミートラック体験談を紹介します。

あなただけじゃない。

私も切なく苦しい思いをしながら、日々もがいていました。

この記事を読んで、少し思い込む気持ちが楽になるといいですね。

マミートラックとは?

マミートラックという言葉を知らずにずっと悩んでいました。

「私に能力がないから役職を外されたんだ。」

「私が成績を出せないから軽い仕事しか来ないんだ。」

会社での存在価値がないと思われていると感じて、自信を無くしました。

どんどん負のスパイラルに落ちていきます。

これは私自身が引き起こしたことだと思い反省の日々でしたが、自分の身だけに起こっているものじゃなかったのです。

「マミートラック」という言葉を知った時、衝撃を受けました。

マミートラック」とは、子どもを持つ女性の働き方のひとつで、仕事と子育ての両立はできるものの、昇進・昇格とは縁遠いキャリアコースのことです。職場の男女均等支援や仕事と育児の両立支援が十分でない場合、ワーキングマザーは往々にして補助的な職種や分野で、時短勤務を利用して働くようなキャリアを選ばざるをえなくなり、不本意ながら出世コースから外れたマミートラックに乗ってしまうことが少なくありません。出典:コトバンク

私が育休復帰後からずっとモヤモヤと悩んでいたのは、まさにこれです!

女性の活躍ができる社会を目指そうという世の中の流れで、きちんと会社員をしながら育児休業を取得できたり、時短勤務ができるようになったりと、子育てと仕事の両立を支援する制度はとてもありがたいです。

だけど報われないんです。

仕事と子育てを両方とも頑張りたくて、早く働く現場に戻りたくて復帰したんです。

かわいくてしかたのない子供を頑張って保育園に預けて、泣きじゃくる子供を振り切って毎日会社へ出勤しているんです。

それなのに、役職を外され、軽い仕事ばかり。仕事に対する達成感もなく、やりがいも失くした。

何のために働くの?って考えると、時短勤務で減給している少ない給料のためと、下の子供が生まれる時の育休のためくらいしかありません。

 

これって世の中の働く女性が誰でも陥る可能性がありますよね。

マミートラックという言葉を知っているだけでも、自分だけの身に起こっていることではないと分かって、少し気が楽になるかもしれません。

私が2年半で体験したマミートラックの全貌

育休前の仕事

私はサービス業で、主に店舗での販売メインの仕事をしています。

販売と接客、どちらも大事な仕事です。

休職前はリーダー的な役職で、店舗のメンバーをまとめ上げる立場でした。

毎日、仕事のことを考えるのが楽しくて、仕事が趣味だと言えるくらい没頭していました。

当時はフルタイムで遅いと夜22時近くまで残業するのが当たり前で、むしろそれが美徳だと思ってやっていました。いつも仕事のことばかり考えていたように記憶しています。

張り切って復帰した育休後、役職がなくなる

復帰する際、上司に提出した目標が「子育てと仕事を両立し、休職する前と同じように成果を出せるように頑張ります。」でした。(もっと具体的に書いていたと思います)

子育てと仕事と両立するために時短勤務を選択しましたが、限られた時間の中で、今までと同じようにできることはたくさんあります。絶対やってみせるぞ!と思っていました。

しかし復帰すると役職はなくなり、他のメンバーと同じ平社員に戻ってしまったのです。

役職が外れるとは復帰面談では聞いておらず、私は当たり前のように元に戻れると思っていたので驚きました。

先に育休を取っていた同僚も全く状況が同じでしたので、子供を産んで時短勤務になると役職から外れるもんなんだと納得せざるを得ませんでした。

当時、店舗内で育休を取る事例は少なく、私が2人目でした。

たった2年半前のこととはいえ、まだまだそういう風潮が残っていた時代だと思えば仕方のないことなのかもしれません。

同期や後輩が上司になる

私が育休でいない間の穴埋めをするために同期や後輩がリーダーになり、今はもう複数人がさらに昇格して上司です。

毎日、その後輩上司から指示されたことだけをやれば良く、簡易的な業務ばかり回され、直接販売に繋がるお客さんの所に私は呼ばれません。

そうしているうちに販売成績も振るわなくなり「売れない人」と決めつけられました。

たくさん売れればスゴいと賞賛される習慣がある中で売れない奴とレッテル貼られ、どんどん肩身が狭く、居づらくなりました。

 

8年も同じ会社にいれば、優秀な後輩がどんどん上に昇進することはよくあることかと思います。会社もビジネスですから、それはデキる人が上へいくのは当たり前ですよね。

でも私だって休職前に、その後輩上司と同じように頑張ってきた訳です。それなりに販売成績も出していました。それを全くなかったことかのように振舞われて、どんどんモチベーションもやる気もなくなりました。

一体、私は何のために頑張っていたのでしょうね。

今後の昇格は無理に近い

どんどん後輩上司が誕生していますので、上へ昇格する空きがありません。

昇格する条件に研修の受講などがあって、それもまた1からやり直す必要があります。

そして最近は制度が見直されて、育休を取った女性が休職前に役職に就いていた場合は、元の役職に戻れるようになりました。

ですので、役職をキープしたまま復帰してくるママさんが増えます。

人数的に定員オーバーです。

私が元の役職に戻るのは無理に近いです。

さらにハードルを上げているのが評価システムです。

子供理由での欠勤も少なからずあるのですが、それも評価の点数を下げる要因になっていました。昇格したければ子供が病気でも出勤しろということなのでしょうか。

そんなことまでして昇格したいとも思いませんし、ずっとこんなモヤモヤを抱えている精神状態で戻りたいとも思えないので、もう諦めています。

仕事から成長を感じられない

仕事は役職だけが全てではありません。

そう思い直して販売成績が良ければ認めてもらえるかもと、がむしゃらに頑張った時期もありました。

でも何も変わりませんでした。

頑張っても頑張らなくても同じであれば、頑張らない方が楽です。

いきなり給料が減る訳でもありません。

ただ与えられたことを最低限やっていれば文句は言われないのです。

私は復帰後、「頑張らなきゃいけない」と思い詰めていましたが、頑張っても意味がないとわかったので「頑張らなくていい」と思うようになりました。

「頑張らない」方へ大きく舵を切ったので、それまで感じていたストレスは少なくなりました。

販売ができそうなお客さんが私の所へまわってこなくても、販売成績が出せなくても、気にはなりますが完全に蓋を閉め切って見なくなりました。

 

ストレスで思い悩むことはなくなったけれど、これでは本当にただ職場に通っているだけです。

やりがいなど見つけられません。

2年半も足踏み状態で何も成長していません。あるとすれば精神的に図太くなったことくらいでしょうか。

頑張らずに気楽にのほほんと、のらりくらりやっていて本当にいいのでしょうか?

たった2年半とはいえ、されど2年半。私はこの期間を無駄にしているんです。かなりもったいない時間を過ごしました。

上司の気遣い

直属の上司も決して私のことを見ていないわけではないと思います。

でも「子育て中だから」、「時短だから」と言われる以上、この会社でマミートラックから抜け出すことはできないように思います。

定期的に面談をしても「今は子育てが大変だから落ち着いたらまた元のように働けるようになるよ。」とか「無理しないで続けることが大事だから。」と言われます。

それも確かにそうだなと、その時は納得するけれど、やっぱりモヤモヤに戻ってきます。

子供のことを優先してくれて、とてもありがたいですが、そこで気を遣われてしまうと時短勤務のうちはキャリアを意識した働き方は無理なんだと思い知らされました。

会社の体制、上司の考え方によってマミートラックから抜け出せるのか、マミートラックに乗り続けるのか大きく変わってくるのかもしれません。

おわりに

人それぞれ働き方は違います。

この記事を読んで「こんなもんじゃない!」と感じる方もいるかもしれません。

でも私と同じように子育てと仕事の両立で悩んでいるママ同士だということにに変わりはありません。

私はマミートラックに乗っていると気づくまでに時間がかかり、相当悩んで自分をダメにしました。

苦しんでダメになる前に、できたことがもっとあると思うんです。

会社の制度が、体制が、上司が、同僚が・・・と周りの環境を悔やむのは時間がもったいないです。

そんなこと言ったって周りは簡単に変わってくれないのですから。

 

マミートラックは乗ったらなかなか抜け出せないです。

抜け出せないなら、今何ができるのか考えてみてください。

自分自身の心に正直になって「本当はどうしたいのか?」を問いかけてみるといいですよ。

仕事や育児、家事に忙しいママだって、もっと自由でいていいと思うんです。

やりたいことやっていいんです。

自分のために次の一歩を踏み出せると違う答えが見つかるかもしれませんよ。